残高無視計算(ゼロ計算)は未開示部分の取引履歴が短い場合に有効

取引履歴が全て開示されるから通常の引き直し計算ができるのですが、未開示部分がある場合、そのまま引き直し計算をしてしまうと過払い金が本来よりも少なく計算されてしまうことになります。

そこで行うのが、このページで紹介している残高無視計算(ゼロ計算)や
推定計算という方法になります。

例えば20年ほど貸金業者との取引があったにもかかわらず、最初の5年分の古い取引履歴は破棄したので出せないという場合に使う計算方法になります。

取引履歴の一部が破棄されたなどの理由によって開示されないのですから、どのような取引が行われたのか完全に再現することはできませんし、通常の引き直し計算はできません。。

この時、使われる残高無視計算(ゼロ計算)とは、自分の記憶にある借入時期や借入金額、そして毎月の返済金額などを元に考えてみれば取引履歴が出された時期には既に債務が0円になっているはずだと仮定して、開示された取引履歴の最初の取引のところに50万円、100万円など、多額の残高があったとしても、それを無視して残高0円と考えて引き直し計算を行う方法になります。

この計算方法を使う場合は推定計算の場合ほどではないですが、ある程度、取引の補足ができるだけの資料があることが望ましいです。そのため、

  • 借入・返済の記録が載っている預金通帳
  • ATM利用時の控え
  • 取引の経緯などを書いた陳述書

を用意しておきましょう。

残高を0円として取引をスタートするので最初の返済の時から過払い金が発生しているという形になります。

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